Gran-desastre

リンクがうまく貼れないので下記のアドレスをご参照下さい。

Wikipediaの『セーラームーン』のページはこちらです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E5%B0%91%E5%A5%B3%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)#.E3.82.B9.E3.82.BF.E3.83.83.E3.83.95

Wikipediaの『楽しいムーミン一家』のページはこちらです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E8%B0%B7%E3%81%AE%E5%BD%97%E6%98%9F
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# by Gran-desastre | 2011-06-25 18:36

ごあいさつ

初めまして、シナリオライターの杉原めぐみと申します。この度、この『Gran-desastre』というブログの代表の任を仰せ付かりました。プロとして日本脚本家連盟日本放送作家協会に所属しております。主にアニメ関係の仕事をして来ました。担当作品は『美少女戦士セーラームーン』シリーズや、テレビ東京系列で放送された『楽しいムーミン一家』などです。

当ブログの開設者たちは、スペイン映画『アラトリステ』の誤訳を正すために、多くの方のご協力を得て『Wikipedia』に記事を書き込むための資料を用意しました。しかし、書き込まれた記事は「独自研究」に基づくため無効だとされて削除されました。「独自研究」とは、このブログが匿名の一般人のサイトであり権威がないことを意味しています。つまり、ブログの代表者が「専門家」であれば良い訳です。

私はプロの物書きの端くれとして当ブログの内容に責任を持たせて頂きます。そして、この場をお借りして誤訳ではないと主張するDVD監修者の文章に根拠が示されていないことを指摘させて頂きます。
      
2011年6月24日
杉原めぐみ
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# by Gran-desastre | 2011-06-25 17:40

映画の静止画像の掲載について

以下は、私達がブログに掲載した『字幕の部分の映画の静止画像』について、配給元のアート・ポート社とやり取りをした際の、私たちのメールの文章です。アート・ポート社から差し止めを要求された訳ではなく、こちらから無断使用について連絡を入れました。
.................................................................................................................................

アート・ポート ○○様

お返事をありがとうございました。
DVDの改訂字幕に誤りがあると、2009年から何度もメールでお知らせして来ましたが、初めてお返事を頂けました。
ブログの記事にも書きましたが、私達は、これまで一度も御社に対し、謝罪を求めたことはございません。本来ならば、3年前にウィキペディアに誤訳に関する記事を掲載し、それで終っていたはずの話でした。
問題を複雑にしたのは、DVD化の際に字幕の監修者として雇われた原作翻訳者の加藤晃生氏です。私達は、ウィキペディアから誤訳に関する記事を削除したのが、加藤氏ご本人ではと疑っております。

ブログに掲載した字幕の映像について、静止画像の原権利者から許可を得る必要があるとのご指摘を頂きましたが、特に英文字幕の部分について、『著作者人格権』を持つ方はどなたでしょうか。それは、この映画を製作されたスペインの監督かプロデューサーでしょうか。
そうであれば、私達にとっては願ってもない情報です。私達は、この映画のスタッフ・キャストの皆さんに、日本の字幕の誤りを知って頂きたいのです。これまで何とか連絡を取ろうと、努力して参りました、

日本で、この映画を視聴した方たちに、「アラトリステは求婚の決意をしなかった」と知って頂くためには、ウィキペディアの記事だけでは不十分です。できれば私達は、この映画の監督や主演俳優に、日本語のインタビュー記事などで「日本語字幕は誤りだ」と語って頂きたいと願っております。
しかし、主演のヴィゴ・モーテンセン氏は『アラトリステ』以来、来日していらっしゃいません。日本の記者のインタビューも受けていらっしゃいません。モーテンセン氏はファン・レターや贈り物を『公平を期して一律に受け付けない』ことをポリシーとされているので、私達は、誤訳の情報がモーテンセン氏に届いているか、現時点で確認できておりません。

私達は今回、ウィキペディアに誤訳に関する記事を掲載するに当たり、あえて、私達のブログに字幕に関する静止画像を掲載したまま、ウィキペディアからのリンクを貼らせて頂くことに致しました。
どうぞ、原権利者の方に、不正使用をしている者がいるとお伝え下さい。その者たちは、誤訳に関する情報を日本に広めるために、確信犯的に不正使用を続けているとお伝え下さい。罰金などのペナルティーは、あえて受けさせて頂きます。それが高額になろうと覚悟してお受け致します。
どうか、宜しくお願い申し上げます。

○○○○
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# by Gran-desastre | 2011-06-23 19:00

一つの誤訳で変質した全体のストーリー

本作は、架空の剣士アラトリステが17世紀ヨーロッパの歴史上の人々と関わり、冒険と戦いの日々の果てに、最期の戦場に赴くまでの20年間を描いた史劇である。アラトリステと恋人の女優マリアに、時のスペイン国王フェリペ4世が絡む恋物語も、作品全体を通して描かれる重要なエピソードである。

宝石店の女主人の台詞
物語の中でアラトリステは、恋人のマリアから結婚したいと提案される。本来の台詞では、アラトリステは即座に断っているのだが、字幕の台詞では曖昧に描かれた。その後の場面でアラトリステは首飾りを買いに行く。そのために日本語字幕では、アラトリステが結婚を決意したと解釈された。

最大の問題点は、アラトリステに首飾りを売る宝石店の女主人の台詞だった。劇場版の日本語字幕において、この台詞は「その美しい貴婦人と将来を共に」するための贈り物と訳された。改訂されたDVDの字幕でも「将来を考えて」の贈り物とされ、アラトリステが迷った末にプロポーズの決意をしたことの根拠とされた。

監修者による誤訳の否定
原作小説の翻訳者であり、DVD字幕を監修した加藤晃生氏は自身のブログに「誤訳の見落としは別の一ヶ所のみ」という趣旨の文章を掲載して、女主人の台詞のミスを否定した。これを受けて、2011年6月までウィキペディアから「誤訳に関する情報」が全て削除されていた。

柳原先生のご指摘
女主人の台詞について東京外国語大学准教授の柳原孝敦氏は、「条件法」の文章であり字幕はニュアンスを取り違えていると、こちらのブログで指摘した。条件法であれば、「将来」ではなく「現在のマリアとの関係を維持するため」の贈り物となる。アラトリステは、結婚を断り失望させたマリアに、せめてもの愛情を示すために、どん底の貧しい生活の中で高価な首飾りを買い求めたのである。男の誇りを何よりも重んずるアラトリステにとって、パトロン達と肉体関係を持つマリアとの結婚は、誇りを捨てる行為なのだ。死と隣り合わせの傭兵であり、決闘に明け暮れる男には将来を夢見る余裕もない。物語の中でアラトリステは、将来への備えが大切だと語るマリアに対して、「将来などクソ食らえ。どうせ皆、死ぬ」と虚無的に応じている。

誤訳による作品の変質
アラトリステとマリアの関係は、この後も物語の終盤まで描かれ続ける。アラトリステは国王によってマリアを奪われ、やがて彼女との別れの時を迎える。「プロポーズをしようとした」という字幕の誤った解釈のために、それらのエピソードはひどく変質してしまった。「結婚しようとしたのに、国王に先を越された」という場合と、「結婚を断ったために、愛する女の運命を悲劇に向かわせてしまった」では、フィルム上の演技は同じでも観客にとっては意味が大きく変わってしまう。(歴史的な証拠は存在しないがフェリペ4世は梅毒だったとされている)
肝心な部分に重大な誤りのある日本語版の字幕は、欠陥品であると言わざるを得ない。
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# by Gran-desastre | 2011-06-22 14:57

ウィキペディア用の文章

===日本語版における問題点===

翻訳に関する問題

本作の日本語字幕は、劇場版と改訂された日本版DVD、及び日本語吹き替え版が存在する。これらの字幕では主人公のアラトリステが恋人の女優マリアとの結婚を決意したとされている。(脚注で、「求婚を決意する」と記されているプレスシート(部分)の映像と、プレスシートの文章を引用した琉球新聞のWeb記事) 
しかし、ファン・サイトでは、アラトリステが明確に結婚を断っているとして字幕の検証が行われた。(脚注で私達のサイトのアドレス)

誤訳とされる台詞
日本語字幕でアラトリステが結婚を決意したとされる根拠は、アラトリステに首飾りを売る宝石店の女主人の以下の台詞である。

スペイン語 “A lo mejor, abuso de vuestra confianza. Pero... ¿estaría equivocada si pensara que con este obsequio vuestra merced está pensando en, digamos... un futuro con esa dama tan hermosa?”

英語字幕 “I would not abuse your trust... but would I be mistaken in assuming that with this gift Your Worship is thinking of, shall we say... a future with this lovely lady?”

日本字幕 (DVDで確認の上、記入します)

日本版DVDで改訂字幕の監修を行った加藤晃生は、自身のブログに「劇中劇の男優の台詞で一箇所、誤訳の見落としをしてしまった私ですが、そこ以外は特に後悔している部分はございません」という文章を発表している。(脚注でブログのアドレス) 
しかし、ファン・サイトは、東京外国語大学教員の柳原孝敦のブログ(脚注でアドレス)を参照して、この台詞が条件法の文章であることを示し、贈り物の目的が「将来」ではなく「現在の愛人関係の維持」であることを指摘している。(脚注で追加したブログのアドレス)

問題のある字幕による映像の二次使用
日本における配給元の㈱アート・ポートは、誤訳の指摘を受けつつ2010年にDVDをケーブルTVの映画専門チャンネルであるシネフィル・イマジカに提供した(脚注で映画紹介のWebページ)。さらに2012年からはDMMがWeb配信による映像の販売を行っている(脚注で該当ページのアドレス)。

……………………………………………………………………………………………
私達のブログに追加したページ 
映画の画面などの使用については、配給元の会社に今回の件を伝えがてら、使用許可と使用料の請求をお願いするメールを送りました。

本作は、架空の剣士アラトリステが17世紀ヨーロッパの歴史上の人々と関わり、冒険と戦いの日々の果てに、最後の戦場に赴くまでの20年間を描いた史劇である。アラトリステと恋人の女優マリアに、時のスペイン国王フェリペ4世が絡む恋物語も、作品全体を通して描かれる重要なエピソードである。

宝石店の女主人の台詞
物語の中でアラトリステは、恋人のマリアから結婚したいと提案される。本来の台詞では、アラトリステは即座に断っているのだが、字幕の台詞では曖昧に描かれた。その後の場面でアラトリステは首飾りを買いに行く。そのために日本語字幕では、アラトリステが結婚を決意したと解釈された。

最大の問題点は、アラトリステに首飾りを売る宝石店の女主人の台詞だった。劇場版の日本語字幕において、この台詞は「その美しい貴婦人と将来を共に」するための贈り物と訳された。改訂されたDVDの字幕でも「将来を考えて」の贈り物とされ、アラトリステが迷った末にプロポーズの決意をしたことの根拠とされた。

監修者による誤訳の否定
原作小説の翻訳者であり、DVD字幕を監修した加藤晃生氏は自身のブログに「誤訳の見落としは別の一ヶ所のみ」という趣旨の文章を掲載して、女主人の台詞のミスを否定した。これを受けて、2012年6月までウィキペディアから「誤訳に関する情報」が全て削除されていた。

柳原先生のご指摘
女主人の台詞について東京外国語大学准教授の柳原孝敦氏は、「条件法」の文章であり字幕はニュアンスを取り違えていると自身のブログで指摘した(ブログへのリンク)。
条件法であれば、「将来」ではなく「現在のマリアとの関係を維持するため」の贈り物となる。アラトリステは、結婚を断り失望させたマリアに、せめてもの愛情を示すために、どん底の貧しい生活の中で高価な首飾りを買い求めたのである。男の誇りを何よりも重んずるアラトリステにとって、パトロン達と肉体関係を持つマリアとの結婚は、誇りを捨てる行為であり不可能なのだ。

誤訳による作品の変質
アラトリステとマリアの関係は、この後も物語の終盤まで描かれ続ける。アラトリステは国王によってマリアを奪われ、やがて彼女との別れの時を迎える。「プロポーズをしようとした」という字幕の誤った解釈のために、それらのエピソードはひどく変質してしまった。「結婚しようとしたのに、国王に先を越された」という場合と、「結婚を断ったために、愛する女の運命を悲劇に向かわせてしまった」では、フィルム上の演技は同じでも観客にとっては意味が変わってしまうのだ。
肝心な部分に大きな誤りのある日本語版の字幕は、欠陥品であると言わざるを得ない。
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# by Gran-desastre | 2011-06-22 12:28